私は妊娠の後期、33週を過ぎた頃から臨月のあいだ、ずっと股関節・足の付け根あたりがズキズキと痛み、苦しみました。
痛んだのは右だけ。
特に臨月に入ったあたりの頃は「痛すぎて歩くのもやっと」という状態で、

と時間があるのに出かけられないジレンマを抱え、鬱蒼とした日々を送ってました。
この股関節や足の付け根の痛み。
周りに同じような症状の人がおらず、先輩妊婦さんからもそういう話は聞かなかったので私も不安だったのですが、

通っている産婦人科の先生に聞いても「妊娠後期のマイナートラブル」だそうで、妊婦さん全員が感じる症状ではないようです。
若干心細くなりつつも、そういう人が少なからずいるということと、「産後は解消するよ」と言ってもらえたので安心しましたが。
では、私なりに調べた
- 痛む原因
と
- すぐに効く対処法
をご紹介します。
股関節や足の付け根が痛くなる原因
いくつか調べて見たり、産婦人科の先生に聞いてみたりしたことを簡単にまとめてみます。
赤ちゃんがだんだん下りてくる
出産が迫ってくるにつれ、おなかの中の赤ちゃんが産道に向かって下りてくるそうです。
その赤ちゃんの重みと下がってきた圧迫感が原因で、骨盤やまわりの靭帯・筋肉が圧されて、腰や足の付け根あたりに痛みを感じるらしいです。
赤ちゃんが下がってくるのは(個人差がありますが)、臨月に入るあたりの妊娠36週ごろと言われているので、この時期になると痛みを感じる妊婦さんも出てくるかもしれません。

私の場合、おそらく33週を超えたあたりからずっと痛かったので、別の原因がありそうです。
骨盤が開く
妊娠後期になると、出産に備えて骨盤が勝手に開くようです。
リラキシンというホルモンが分泌されると、骨盤まわりの筋肉が緩む効果があります。
ただ、一説によれば現代人はそもそも骨盤まわりの筋肉が弱い人も多くて、このリラキシンが出ると「骨盤が緩みすぎる」状態になってしまう人もいるのだとか。。
緩みすぎるとどうなるか。
先ほどの「赤ちゃんが下がってくる」が36週よりも早く起こってしまうこともあるようです。


ちなみに、緩んでいて赤ちゃんが下がるだけなら、そこまで痛みは出ないらしいです。
痛みがひどい原因は、「体に歪みが発生している」から。
たしかに私の場合も右だけが痛いので
(体が歪んでいるのかも...)
という実感はありました。
体の歪みは普段の生活のクセや習慣が元になっていることが多いです。
足を組んだり。
片方の手で常に荷物を持ったり、立っているときに片方に体重を乗せがちだったり。
このような何でもなさそうなクセが体を歪ませる原因なのだそうです。
整体にいくと「体の歪みをもたらす最大の原因は、足を組むこと」とか言われますしね。
普段から気をつけましょう。
痛みを和らげる対処法
体の歪みが出ないように普段から気をつけるべきですが、痛みが出てしまったら仕方ありません。
何とかしてこの激痛を和らげたい。
私もマッサージをしたり、ストレッチをしたり、あるいは数日あまり歩かず休めてみたり、と色々とチャレンジしてみたのですが、特に大きな効果が得られたものはありませんでした。
しかし「ちょっと痛みが和らいだかな」と思ったものが一つだけありました。
骨盤ベルトです。
骨盤ベルトは妊婦さんにとっては、割とメジャーなアイテムになりつつありますし、持っているかたもおられることでしょう。
持っていない方は、ぜひ試してみて下さい。
私が使っているのは、トコちゃんベルト というもの。

これをつけて歩くだけで、かなり痛みは緩和されます(ゼロにはなりませんが...)。
痛みを和らげてもっと歩きたい。
適度に運動をしたい。
こういう方にはおすすめできます。
この骨盤ベルトの楽天の説明ページにも、妊娠後期の「足の付け根の痛み」に効果がある旨の説明があります。

先ほども言いましたが、痛みが完全に消えるわけではないです。
ただ歩いて買い物に行ったり、近所のTUTAYAにDVDを返しに行ったり、友達とご飯を食べにちょっと電車に乗って出かけたりするくらいであれば問題ないくらいまでには和らぎました。
もし私と同じように、
「痛すぎて歩けぬ」
というかたがいらっしゃれば、ぜひ一度試してみて下さい。
ちなみに、このベルトは妊娠中だけじゃなくて産後にも活躍するそう。
授乳で座る機会も多く、腰痛を訴えるママはかなり多いらしいですね。
今回の「足の付け根の痛み」とは違い、産後の腰痛は決してマイナートラブルじゃありませんから、腰痛で苦しむ可能性は高いと見ていいでしょう。
その意味でも
「予定日まであと2週間だし、今更買うのもな...」
と思った妊婦さんにもオススメできるものかと思います。
おわり