部屋の隅々までいらなさそうなものを探してみましょう。
メルカリを活用して、そういった不要なものを販売すれば、意外にしっかりした金額に到達します。
僕は子供が生まれるにあたり、子供用のグッズの置き場所を捻出する目的でいろいろと部屋の掃除、断捨離を始めました。

この金額は、メルカリへの販売手数料(代金の10%)と送料を除いた、純粋に手元に残ったお金になります。
メルカリは、というかフリマ市場は、僕が当初思っていた以上に、
「え、こんなものまで売れるんやw」
という驚きがありました。
そこで、
- 不要な品物を見つけるポイント
- 売れたもの
- 売れてそうなもの(他の方)
をご紹介します。
1.いらない物を見つける視点
いざ「断捨離」とは言っても、
(何を捨てたらいいんだろう?)
(そんなに要らない物ってないんだよなあ)
(使うかもしれない物ばかりだし、思い切って捨てるというのは難しいんですよ)
と捨てる物のイメージも湧かない方が多いかもしれません。
そもそも
「こんなもの、売れるんだろうか」
「誰が買うんや」
という疑問も当然湧いてくるでしょう。
そこでまずは、捨てる物をセレクトする際の僕の目線をご紹介します。
役割で見る
不要な物を探す上で、もっとも大事だと思ったこと。
それは
"役割を果たしていない物"
だと思います。
前に読んだ風水の本で触れられていたことですが、 「家の中に、本来の役割のない物があってはいけない」 のだそうです。
どういうことでしょうか。
物にはそれぞれ、「何に使うための物か」という役割があります。
例えば花瓶は花を生けて部屋を美しくする物。
ところが、もし花を飾っていない花瓶があれば、それは「本来の役割を果たしていない」となります。
服や本もそうです。
この1年使っていない服やページをめくっていない本は、本来の役割を果たせていないままに棚に眠っていることになります。
こうした物は、今後も永眠し続ける運命でしょう。
本棚にきれいに飾っておくことが好きな人もいると思いますが、それはそれで役割を果たしていると言えます。
本人がそこから便益を感じ取れていれば十分なわけです。
ただ、単にホコリをかぶり棚を占拠しながら、ひたすら眠り続けている本や服は、その役割を果たしていると言えるでしょうか。
便益をもたらしてくれていると言えるでしょうか。
そうではないですよね。
いつか使うかも...はありえない
(今は使ってないけど、もしかしたら必要になるかもしれません!)
という気持ち、分かります。
読んでない本。
誰だって1冊や2冊はあって当然だと思います。
「俺だって時間ができれば....」
とそっと棚にしまって、いつか訪れるであろう「時間に余裕ができる日」を待ち続けることになります。
でも、自分は過去の経験から
「今眠っているものは、たぶん永眠する」
と考えることにしました。
今、手にとっていない本は、時間がないからではなく、
たぶん
「興味がそこまでないから」
だと思うようにしたんです。
もちろん、もしかしたら興味が急に湧いてくる可能性はゼロじゃないです。
完全否定は出来ません。
でも経験上、急に興味が変わることってそこまで頻繁にはないですし、もし興味が湧いてどうしても欲しければ、また買えばいいかなと。
「場所を使う」はコスト
僕は賃貸も経験しましたし、今は都内に家(マンション)を購入しました。
ところで賃貸にしても、持ち家にしても、そこに住むだけでコストがかかっていますよね。
ワンルームに住んでいるときであれば、25㎡くらいの部屋で10万円くらいの家賃を毎月支払っていました。
単純に計算すると、1㎡あたり4,000円かかっているという計算になります。
僕たちは「この1㎡を何に使うか」を真剣に考えなければいけないと思うのです。
この洋服タンスは、スペース2㎡(8,000円)を費消する価値があるのか。
この大量の本を置いておくために、毎月10,000円払う価値があるのか。
場所もコストなんです。
有限で、コストが発生しているそのスペースを、何に使わせてあげるか。
こう考えたら、
”働かざるもの食うべからず”
ではないですが、役割を果たしていないものに対して、お金をかけてあげることがバカバカしくなってくる気がしています。
メルカリで売れたもの
メルカリで売れたものを参考でご紹介します。
本
なんと言っても、本です。
たぶんですが、中古市場が発達していて、そもそも普段から「中古を使うことに抵抗がない」というジャンルは、フリマワールドでも無敵です。
(はした金にしかなんないでしょ)
とお思いの方もいると思います。
おそらく、それは近所のBOOKOFFに重い本を15冊ほどせっせと運んだところ、
「1,200円にしかならなかったわ...」
という経験があるからだと思います。
フリマは、全くそんなことはないと考えてもらって大丈夫です。
本の定価が例えば1,200円だったら、新しい本であれば1,000円で売れることもあります。
古い本でも、400円、500円で売れることは全く珍しいことではないです。
おそらく、BOOKOFFに買取に出すより、5〜10倍の値段で売れると思っていていいと思います。
メルカリは売れた代金の10%が手数料として持っていかれるのですが、それを考慮してもBOOKOFFをはるかに上回る代金をGET出来ます。
僕は合計70冊ほど売れまして、メルカリへの手数料と送料を引いた後で、35,000円ほど手元に残りました。
一冊500円ほどの収益が出ている計算になります。
※メルカリで本を売るときは、だいたい送料が175〜195円くらいかかります。
家電
家電も結構売れます。
ドライヤーや電子レンジ、アイロン、テレビなどなんでも出品されていて、かつ売れています。
僕は、最近使わなくなった2014年製のDVD・ブルーレイ再生機があったのですが3,800円で売れています。
古くても、この値段で売れるんです。
空気清浄機も買い換えることにして、2017年に買ったシャープの空気清浄機が10,000円で売れています。
また面白いのは"ジャンク品"というジャンル。
もう使い物にならないような壊れた、あるいは壊れかけの電化製品が「ジャンク品」として出品されています。
「え、壊れているんでしょ?誰が買うの?」
と思うじゃないですか。
でも世の中には、こう言った壊れた家電の中の部品がほしかったり、たぶん修理をして再出品したりする人も少なからずいるらしいです。
僕は、画面が一切うつらないタブレットがあったのですが、800円で売れています。
中には、画面にヒビが入りまくっているスマホも出品・落札されていますし、「驚くものが購入されている」という事実に驚くことでしょう。

服や靴
服も、「中古市場が発展している」物の一つです。
状態がよければ、かなり売れます。
特に多いのは子供服ジャンル。
子供服は結構高い割に、すぐにサイズが合わなくなって着れなくなるようで、相当数の出品があり、かつ需要も十分です。
クツも、状態がよければ売れます。
「他人の履いたクツってちょっとなあ...」
と思うかもしれません。
でも世の中の価値観や、家計の状態は、本当に様々なんだろうと思います。
抵抗はない人もいるし、「安く手に入るなら全然妥協する」という人もいます。
服やクツに関しては、あまりに破けたり状態が悪いものは売れませんが、コンディション次第では十分お金になります。
カーテン
引っ越す前の家で使っていたカーテンが眠っていたので、出品しました。
3つ出したのですが、合計で8,000円ほどの収益になりました(手数料と送料を引いた後)。
(カーテンはサイズが合わないと難しいし、なかなか売れないでしょ)
と思う方も当然いると思いますし、僕も当初はそう思っていました。
ただ、メルカリは登録者がかなり多いですし、サイズをしっかりと説明欄に書いてあげれば、誰かはマッチする人がいるのだと思います。
僕が出品したのは家庭用のカーテンだったので、家庭でお使いいただくことが前提で出品していたのですが、
中には「事務所の倉庫を隠すために、簡易的に設置できればいい」と、あまり外見やサイズのピッタリ感を求めていない人もいるみたいでした。
結婚式で使った物
結婚式で使った物って、その後なかなか使う機会ないですよね。
僕は結婚式や披露宴で使った黒の蝶ネクタイや、エナメルシューズの使いどころは、今後ほとんどないと判断し、捨てることにしました。
エナメルシューズは状態がきれいであれば(だいたいの人は新郎の一回しか使ってないんできれいな人が多いと思います)4,000円くらいでは売れます。
その他
状態が悪くなければ、あらゆるものが出品の対象となり、販売できる可能性をひめています。
- 包丁スタンド
- まくら
- アイマスク
- スマホカバー
- タブレットカバー
- パソコン周辺機器(マウスとかテンキーとか)
こういったモノを出品し、お金に変えることができました。
まとめ
メルカリは利用者も多いですし、本や服であればかなり売れます。
本は特に需要が多く、出品して5分後には売れていることもザラです。
僕は本や服、家電や家具などを中心に約100品の出品をして、そのうち80品が売れました。 売買代金の10%と送料を差し引き、約57,000円ほど稼げました!
みなさんもぜひ、家の中の「役割を果たしていないモノ」を見つけてみてください!
それらを役割を果たせる場所に送ってあげることで、購入した人も、僕たちもどちらもメリットがありますから。
ご参考になれば幸いです。
おわり